豪国永住権の取り方、道のり
海外生活に憧れを抱いていたり、長く生活していると母国に帰りたくない、ずっと滞在していたいという概念が出てくるかもしれません。
かくいう私は、学生時代にオーストラリアへ旅行した事からすっかりとその土地や生活に魅了されてしまい、長らく永住権を取るという目標を抱いてきました。
残念ながら私は永住権取得は叶いませんでしたが、約10年程追いかけてきた目標であったので、これから挑戦する方に対して何か少しでも材料となれば良いと思っております。
具体的にはどういった方法があるか、順を追って説明致します。
まず基本としてはオーストラリア永住権はポイント制になっているということ。これは年齢や英語力、現地にて仕事ができるような能力があるか(職歴等)、現地で国の教育をどれだけ受けているか等多くの項目が存在します。
永住権申請可能職業リストなるものが存在し、公表されているので詳しく見てると良いと思います。
会計士、医者、なるものが多いですが最も多い職種はIT技術者、エンジニアとなっています。
この職業リストを見ても永住権を取得出来る可能性の有る方は極めて少ないと考えられます。専門家であり高度な技術が求められるものばかりだからです。
では一般の方々にはチャンスが無いのか?そうとも言い切れません。別のアプローチで考えれば他にも方法があります。
一般的に考えれば、豪国の教育機関に通い、卒業することが挙げられます。
永住権ポイントに加算可能な条件として、国が認める教育機関にて2年以上教育課程を修了することと定められています。短大でも専門学校、大学等がこれにあたります。
最近では現地大学を卒業後に申請可能ビザとして、ポストグラデュエートビザというものが存在し、数年豪国に滞在可能となりますので仮に卒業のタイミングで仕事が見つからなければ改めての猶予期間を得ることができます。
永住権というのは現地の教育機関の課程を一定期間修了した後に、企業に就職した場合、数年間勤務したあと、雇用主である企業にスポンサーとなってもらい、発行をお願いしなくてはなりません。
企業に限らず、自営業として働いていりレストランやカフェでもスポンサーとなってもらい、永住権を取得することは可能です。
しかしながら、当然のように条件があります。
企業や自営業としてのお店から永住権取得申請できる人数はおおよそ決まっていて、狭き門なのであります。しかもスポンサーとなる側は支払いの給料を現地人と同じ基準程まで払う程の金額を年間で保証しなければならないわけです。
スポンサーになる側としては、面倒な法的手続きや一定期間毎の教育を施さなければならないし、
多額のお金をその従業員に支払い、先々を保証するのですから簡単なことではありませんし、
それだけの事をしてまで雇いたい人間というのを示さなければならない訳ですね。
一度会社やお店に数年勤務してようやく永住権申請の機会を得て、それから審査となり取得となる訳です。
永住権申請迄はかなり長く厳しい道程であることは間違いありません。
現地での教育を修了し英語が話せても、スポンサーたる企業やお店が存在し、受け入れてくれなければ取得は極めて困難な訳であります。
それから、最低英語力としてはIELTS6.5程は求められますので、しっかり対策勉強してスコアを勝ち取って下さい。
若し、現在豪国永住権取得を目指している方おられましたら頑張って挑戦してみて下さい。